平成27年秋期 問題解説
過去問題文は現時点では掲載していません。公式webから確認お願いします。全問は大変なのでわかる範囲のみ解説します。
中問は省略しています。
1
著作物を作った時点で、著作権が発生します。
2
化学実験の未発表のデータは、ライバルに知られるとヤバい営業秘密です。
3
請負元の社員が直接指示を出すことは、法律で禁止されています。だったら直接雇用しろって話。
5
好きなアプリケーションを選んで、ネットを通じて使うのがSaaSです。ハウジングやホスティングの記述も含まれてるので注意。
9
たとえばA社なら2*2+3*3+4*5という式を解いて出てきた数値、他の会社も同じように計算し、最高点の会社を選びます。小学生でも解ける問題です。
13
RFIDはIC型のタグなので、店の盗難防止や在庫管理、薬の飲み合わせ管理などに使えます。
15
A原料は、60/10で6個、Bは40/5で8、でA原料のせいで6個までしか作れませんので、答えは6です。
17
Business to Customer、つまり会社から個人になっているものを選びます。
19
独立性の高い人を雇うのが、コーポレートガバナンスの強化につながります。取引先や取締役などの特定の人間で固めるのはよくありません。
20
商品ではJANコード、図書ではISBNというコードが使われています。
21
社会に対する貢献を表す用語は、CSR(企業の社会的貢献)です。
23
CADは図面設計ができるので、図面設計ができる答えを選びます。
25
利用部門の責任者に話がいっていないまま、システムの開発はできません。
30
システム開発の検討段階とは、要件定義のことを言います。
31
調達ですから、調達する機器の仕様をどうこう、という選択肢が答えです。
32
一箇所に集約しない方法、つまりネットでのメッセンジャーでは何が利点かと言うことですが、海外や自宅など離れている場所でもネットさえつながれば話ができるのが利点です。
33
ITサービスマネジメントの中に、可用性などは定義されています。
34
計画した時間内に必ず作業が終わるとは限りません。その場合の対応も考えておくべきです。
35
株主や官庁、利用者に言ってもしょうがありません。経営者に言うべきです。
36
システム監査人が成功報酬をもらうのは、倫理に反しています。
38
「試作」という記述がありますので、プロトタイプを選びます。
40
安全性とは、命を守るための設備のことですから、避難経路などのことです。
42
新しいウイルス定義ファイルの更新、つまり引き渡した後の更新作業等が、ソフトウェア保守に当たります。
43
これ実は、ウォーターフォールモデルの順番に並んでいるので、アが答えです。
45
専用線で結んだ、という記述からVPNを選びます。専用線=VPNで覚えておきましょう。
46
DRMとは、デジタルコンテンツの著作権保護の仕組みです。DRM=著作権保護、で覚えておきましょう。
47
手書き文字の読み取り装置は、OCRといいます。
50
ホットプラグとは、熱いまま、つまり電源が入ったまま機器の抜き差しができることです。
電力供給は、バスパワーです。
関連用語としてホットスタンバイがありますが、これは待機系を常に稼働させておくことで傷害した時にすぐに切り替えできるようにすることです。ホットとは電源が入っていると覚えておきましょう。
51
物理的な対策とありますので、セキュリティワイヤや施錠などの物理的な対策のことを言います。
53
TCOとは、トータルコストの略ですので、最初から最後までの全部の費用を含みます。
54
「実体や関連からなるE-R図」という文章になるように答えを選んでください。
55
ワンタイムパスワードとは、使い捨てのパスワードで認証することを言います。また、パスワードが使い捨てだと、なりすましによるリスクを低減できます。
要は家の電話番号を使い捨てに刷れば、迷惑電話はかかってこないよねという論理です。
56
無線LANのセキュリティ向上のためには、ESSIDのステルス化が有効です。ステルス化とは、Wi-Fi一覧画面に表示させず、手入力で接続する方式です。IDから完全に一致しないと接続できないため、セキュリティが向上します。
ちなみにWPA2もWEPも同じWi-Fiの暗号方式です。
57
Webサイトの更新情報の把握には、RSSというブログ等で配布される小さな更新情報のみを記した仕組みがよく使われています。
それを読み込むソフトは「RSSリーダー」と呼ばれます。
これも最近の問題で良くでています。
58
システムの可用性、つまりシステムが使える確率を上げるようにするためには、システムを二重化することが最も効果的です。
同じコンピュータが二台あれば、一台壊れてももう一台に切り替えて運用を継続できます。
59
バイオメトリクスとは、bio=生体、つまり生体認証のことで、虹彩や指紋などの人間の身体的特徴を利用した認証方法です。
と思ったらそれに関する選択肢が三つもあるのですが、誤差の許容値を大きくするといろいろな人を受け入れてしまうため×です。パスワードなど、他の方法と組み合わせることもできます。静脈パターンは一生変わりません。
60
複数の、とあることからマルチが付く選択肢を選びます。
マルチキャストかマルチリンクですが、送ることはキャストの意味ですので、マルチキャストを選びます。
61
誰でも快適に利用できるサイトの設計などを、ユニバーサルデザインと言います。これはITではなく一般的な問題ですね。
62
これは消去法で行くと絞れます。社外に公表してください、どんどん変更してください、全従業員に周知してください。
63
アはよくわからないので、次に進みます。クロック周波数を上げれば上げるほど発熱量が上がる、というのが答えとなります。
エもそれっぽく見えますが、マルチコアプロセッサでも周波数が処理能力に直結します。
64
コンピュータでは抽出は簡単にできるのですが、リアルではできない為、あてはまらないものを線で消していく方法が簡単でしょう。
東館とはb002なので、それ以外のものを消します。そして日付の降順にソートすると、s0004が答えです。
65
ossはopen source software、つまりソースコードが公開されており、再配布も自由です。ただセキュリティは保障されていません。著作権の放棄もされていません。
66
これも昔基本情報に出てたような問題の気がしますが、pc1をハブに挿したらハブのランプが光ったと言うことですが、これで分かることは物理的な配線が完了していることしか分かりません。
68
回線交換方式とは、回線を独占してしまう方法で、パケット交換は複数のユーザーで共有する方式です。auのskypeが回線交換方式を採用していると話題になりました。
69
パッチを適用、というのは実行ですのでDoではないでしょうか。
70
よく分からない選択肢が並んでいますが、一つ言えることは「共通鍵と公開鍵の復号時間を比べると、共通鍵のほうが速い」です。
73
クラッキングとはシステムへの不正侵入のことを言います。
74
スマートフォンを安全に使うためには、パスワード等のロックを必ずかけましょう。
75
脆弱性は突けますが、脅威は突けません。また、ハードディスクを暗号化しても感染は予防できません。パッチを適用しても完全に予防できるわけではありませんが、一応対策にはなります。
76
ESSIDは、変更できます。無線LANの一部の規格は、電子レンジと干渉することが知られています。テザリング機能とは、無線LANの電波を発出する機能です。
77
プロトコルとは「約束」「決まり事」というようなことです。例えば私たちが会話できるのも日本語というプロトコルがあるからで、同じようなことがパソコンの世界にも言えます。どんなメーカーの機器を買っても、ケーブルさえ刺されば通信できるのはプロトコルのおかげです。
78
知られないようにしたいという記述から、ブラインドカーボンコピー、つまりbccを選びます。ただ、全部bccにしてしまうと差出人が空白になるので、自分以外のとあるように自分を入れる必要があるので、toも必要です。
79
内容を特定するには、内容の複製を保存するしかないですよね。