平成26年春期 問題解説
過去問題文は現時点では掲載していません。公式webから確認お願いします。全問は大変なのでわかる範囲のみ解説します。
中問は省略しています。
2
パソコン用のOSを家電に使うことで、開発コードを流用できるため、開発期間の短縮につながります。
5
トレーサビリティとは、トレース、つまり追いかけるという意味ですが、ラベルから生産者が分かるというような仕組みです。
8
情報とは、informationの略ですから、Iが入っているものを選びます。
10
緊急を要する場合や反社会的勢力などの場合は、同意は必要ありません。
11
従業員の休憩時間等の基準を定めたのは、労働基準法です。他にも労働時間や試用期間、最低賃金、有給休暇の基準も定めています。
12
QRコードは、上下左右どこからも読むことができます。漢字も含むことが出来、バーコード以上の情報量を持ちます。2次元コードですが、積み重なってはいません。
13
IDとパスワードを使って無断でログインすることが、不正アクセス禁止法で規制されていることです。
14
ABC分析では、パレート図という図を使うと効果的です。折れ線グラフと棒グラフにより、表現します。
15
情報の流れ、とあるのでFlow、つまりData Flow diagramを選択します。
17
PL法の保護の対象は、消費者です。メーカーが製造した製造物を普通に使っていたのに爆発したなどの場合は、消費者に責任はなく、メーカーの責任とするという法律がpl法です。
たとえばあのスマホは爆発しましたが、メーカーが責任を問われていますよね。
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私生活における法令違反が???なので、イはパス。
弁護士への相談は、保護の対象とはなりません。Webサイトに投稿しただけでも、保護の対象とはなりません。
クビになる覚悟で、規則に反して通報する勇気ある行動を、行政が保護することをいいます。
20
e-ラーニングとは、ネットで受講する研修のことですが、これによりネット環境さえあれば、自分の好きな場所で好きな時間に受講できます。
24
営業秘密とは、営業に関することですので他企業との競争が関係します。
25
OJTとは、On the job trainingの略で、マニュアルなんかよりまずやってみようぜ!を重視するやり方です。悪く言えば身体で覚えるって感じ。
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お互いに、とあるのでクロスというキーワードがヒントです。
29
著作権法は、文章や画像、音楽等を保護する法律です。デザインや仕組み、名称は保護の対象となりません。
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システム監査は、情報システムに関わる部分のみが対象です。
32
利用者にとって使いやすいシステムとは、要は画面が使いやすいかどうかが大きなポイントとなります。障害の修復時間もまぁ使いやすさに関わりますが、画面の使いやすさとは関係ありません。
34
内部構造を分析し、とあるのでホワイトです。
35
今度はブラックの話ですが、ブラックは内部構造を考慮せず、入力しまくって正しく動くかを調べます。「分岐」や「命令」のことは、ブラックではできません。
36
保守とは、納品後のメンテナンス作業のことを指します。
37
サービスデスクを導入すると、「よくある質問と答え」的なものだけ作っておけば後は丸投げできるので、開発者の負担が軽減できます。ただ、利用者は障害からの回復を真っ先にしてほしいので、その答えを選びます。原因究明は後です。
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要因のことですので、人的資源が答えです。
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毎回のように出てくる定番問題ですが、可用性とは使えるかどうかのことですので、機能を利用できる度合いのことです。
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これは常識として、いろいろなことのバランスを考えてマネジメントするのが一番です。子どもだって金をかけたから賢くなれる、とは限りません。親からの遺伝などいろいろな要因があります。
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リバースエンジニアリングとは、Reですから、もう一度リサイクルというかひっくり返すというか、選択肢を見ると、「既存の製品を」とある事から、これが答えです。
48
SLAとは、service level agreement、つまりサービス提供時間等における合意書のことですが、これを交わすと共通認識ができます。守らなかったからといって損害賠償とか、法的な拘束力は持ちません。たとえばコンビニATMでゆうちょは日曜の夜中は使えなかったりしますが、これもSLAが取り交わされているのでしょう。
49
外部設計では画面の設計を確認、これが答えです。テストは机上ではなく実機で実際に動作を確認、プログラミングは手順を言語等を用いて実際に設計、計画ではその名の通り計画します。
53
DOS(どす)攻撃とは、いわゆる爆撃的なもので、大量にアクセスをかけまくることでサーバーをダウンさせる手法ですが、そうなるとサービスの提供が阻害されます。
ニコニコ動画で弾幕されると動画の視聴が阻害されるのと似たようなものです。
54
パスワードを複雑にし、許可したIPのみからアクセスできるように、かつアクセスログを定期的に確認すれば、セキュリティ対策としては有効です。
55
たとえば会社のネット回線に自分のネット回線からつなぐなど、公衆回線を自社の回線のように使える技術を、VPN(ぶいぴーえぬ)といいます。
56
ホットスタンバイとは、ホット、つまり熱いわけです。熱い状態でスタンバイしている、つまり電源が入っている状態でスタンバイしている、言い換えればいつでも動作可能な状態で、となります。
57
ANDやORをぱくったようなわけのわからない装置が出現していますが、問題文を読むとAND回路のような気がしますので、その回路になる答えを選びます。
58
IPアドレスを自動的に取得するプロトコルは、DHCPです。昔のように、メールを送るプロトコルはどれか、みたいなストレートな問題は出にくくなっています。
59
汎用コンピュータとは、企業等で使われる大型コンピュータのことです。
60
最後の一文「同一商品名で単価が異なると、商品番号も異なる」という記述から、商品番号-商品名だけの表は作成できないので、エはアウトです。
アもイも確かにそうですが、完璧な正規化ではありません。
正規化とは、データの最小単位に表を分けることです。何が完全な正規化は、正規化に関する問題を解いて体で覚えるのがベストです。
61
進入路のことをバックドア、収集することをスパイウェア、指令によって一斉攻撃等を行うことをボットと言います。
62
ハブとは蛇のことではなく、LANケーブルを増やす役割を持つものです。ポートとは、端子のことです。ルータとは、性質の違うネットワークを結ぶ役割のことです。
64
主キーは重複のない、一意のキーです。なので、NULL(空白)は存在してはいけません。出席番号NULLがないのと同じ事です。
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1次キャッシュはどう、2次キャッシュといろいろ書いてて難しそうに見えますが、要はアクセスする順番しか違いはありません。
厳密には容量や速度が違ったりしますが、それは応用情報レベルですね・・・。
66
これも難しい問題ですが、暗号化はデータを暗号化するだけなので、盗聴や攻撃が防げるわけではなく、とありますが、「通信内容の盗聴」が答えとなっています。
通信自体の盗聴は防げないが、内容の盗聴は防げると言いたいのか?
過去の問題では通信の盗聴は暗号化で防げない、というものもあったので、これは注意が必要です。
67
これも良くでるOSS(open source software)ですが、オープンソースと言ってるのにソースが公開されてないとダメです。配布は全世界の誰でも見れるようにする必要があります。例として、の部分が正解です。
70
その画像データ、MSはもう配っていませんがね・・・。
今は「いらすとや」的なサイトが担っているのでしょうが、クリップアートが答えです。
71
DNSとは、Domain Name Serverの略で、要は名前、つまりIPアドレスとドメインを関連づけることです。
73
HDMIとは、音声と映像を1本のケーブルで入出力できる画期的なインタフェースです。
74
最近ITパスポートでもRSSをネタにするようになりましたが、RSSはブログなどで扱われ、更新情報などの簡単な情報を配信しているものです。
RSSは全サイトが配信しているわけではなく、対応しているサイトのみに限られ、そのサイトが主体となって配布するものです。
77
メーリングリストとは、リストに登録した人だけに配信されるメールのことで、例えばサークルの中など、登録者のみに配信されるメールをさします。ですが、答えとしてあるのはメーリングリストの使い方、というね。
78
Windows 7を8にしたら動かなくなった社内ソフトがあるかもしれませんが、それは社内ソフトが悪いのであって、OSが動かなくしているわけではありません。OSには、USBメモリから起動できるものもあります。
79
添付ファイルを暗号化し、とあるのでMIMEを暗号化したS/MIME(えすまいむ)を使います。
80
印刷色であるCMYKはすべて合わせると黒になりますが、RGBは全て合わせると白になります。黒の選択肢がないのが優しいですね。
81
アクセスポイントがなくても、いわゆる子機モード的なものがあります。暗号化の規格は、複数あります。(WPSしか思い出せませんけど)
82
ウイルス対策として、対策ソフトの導入は必須です。セキュリティパッチもあった方が良いでしょう。パスワードの設定や暗号化は、システム起動前の話なので、立ち上がってから感染したら暗号化も何も全部いかタコにされてしまいます。
83
まず分析して、洗い出して、表を作成します。
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RAIDのミラーリング構成とは、いわゆるRAID0のことですが、同じ内容のハードディスクを常に2台持っておくことで、どっちかがぶっ壊れてもすぐ復旧できることで、ぶっ壊れてもすぐに使える、つまり可用性が向上します。
筆箱なくす人がいたとして、同じペンを入れた筆箱を2個もってれば安心ですよね、という話。