過去問解説
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予想問題(375問収録・5問ずつ表示)
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本サイトでは、予想問題を中心に制作・ログイン不要で無料公開しております。過去問題を掲載しただけ、過去問題を解説しただけのサイトは多いですが、予想問題を作るのは知識がないとできません。また、上位試験のこと、情報の特性を考えても、ITパスポート試験では過去問を暗記する勉強法はあまりおすすめできません。過去問を見ても分かるとおり、単なる頭でっかちでは受かりません。無資格の運営者も多いですが、当方当資格はもちろん、基本情報、応用情報まで取得済みですので受験相談等も承ります。公式とは関係のない個人が運営しています。
また解説についても、楽しく勉強できなきゃ意味がない!をモットーに、用語の意味を羅列しただけの書き方はせず、本番でも使える解き方や覚え方を中心に他のサイト・問題集が書かないようなユニークな解説を心がけています。専門用語の解説に専門用語を使うサイトも多いですが、初心者には本末転倒ですので。
予想問題および過去問解説の著作権は、当サイトに帰属します。
個人またはグループ間での印刷や利用、高校や大学等の部活やサークル等での印刷や利用 ・・・許可は不要です。
高校や大学教授の授業、有料試験対策スクールでの転載や印刷、解説 ・・・ご相談ください。
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ご相談はこちらまで。(bttはアットマークにかえて)
なお、このサイトを参考にして発生した損害等については、一切責任を負いません(問題が出なかった、受からなかった、等)。各自の自己責任でご利用ください。
また、受けるなら早めが吉です。時間が経つと、時代と共に新しい技術が増え、それが試験に反映され相対的に難易度が上がるためです。
情報の活用能力の低い日本で、このサイトやITパスポート試験を通じて、少しでも情報に興味を持ってもらう人が増えれば幸いです。
概要
・IPA(情報処理技術者センター) 試験主体
・ITパスポート試験公式サイト
・過去問題(問題冊子、回答例)
IPAのITパスポート試験のサイトが結構痛いことになってるのはご存知かもしれませんが、情報に携わる人(エンドユーザー)向けの「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験です。法律上は経産大臣が出題してると言うことです。初級シスアドの後継試験です。IPAが実施する情報処理技術者試験全体でレベル1〜4まであるうちの、レベル1に該当します。いわば情報における運転免許のようなもの。(でも、なくても情報には携われるから免許でもないか?)
出題形式:100問4択 中問は廃止されました
試験形式:CBT形式(コンピュータの画面で受験) 視覚障害者等は別途措置あり
合格発表:試験終了後即発表
年齢制限:なし 日本語が分かるなら、小学生でも受験可能 一度合格しても、何度でも受験可能
有効期限:なし 一生有効な資格です
受験料:5,700円
試験時間:120分 途中で試験終了可
合格基準:6割以上正解で合格(かつ、ストラテジ、マネジメント、テクノロジ各系それぞれ3割以上正解のこと)
試験対策法:過去問をやること、最新の技術動向に目を向けること、日頃からPCに触れていること
持ち物:ハンカチ、ティッシュ、目薬、顔写真付き本人確認書類
受かると:大学、専門学校、職場等での優遇措置がある場合あり。面接、選抜で有利に
*ITパスポートとありますが、パスポートがもらえるわけではありません。合格すると数ヶ月後に経産大臣名の合格証が送られてきます。
こんな人に
・とりあえず国家試験に受かってみたい(経済産業大臣の名前入り合格証書は5,700円の価値あり!!)
・情報システム部に配属、転勤になったが、情報のイロハも知らないので勉強したい
・専門学校や大学を受けるので、他の学生と差別化できる資格を持っておきたい
・IT業界でバリバリ仕事をしているが、今の自分のITスキルをはかりたい
・初級シスアドを持っているが、ITパスポートがどんなものなのか、とりあえず受けてみたい(ダブル合格も問題ありません)
・仕事の休みが不定期なので、自分の好きなタイミングで受験したい
最短で受かりたければ
書店で売られているような教本を買わず、ひたすら過去問や予想問題・解説等、問題に触れることを繰り返してください。
※あまり難しすぎる予想問題は出題されません。ITパスポートは「パソコンを使う側」の試験です。基本情報以上は「プログラマーやエンジニア向け」の試験と性質が変わるので難易度が一気に上がります。
そしてスマホやPCでの過去問サイトでスクリプトを動かし、過去問を解くだけでは身に入りませんので、必ず印刷して解いてください。人間は紙の前だと集中力が高くなるようにできています。紙だとバッテリー切れの心配も無いし、何度も解けるし、要点を書き込んで試験場に持ち込めます。
運転免許と同じで、ごくごく普通の人ならば1週間ほど勉強すれば受かります。
また1000点満点を目指す必要はありません。合格すればよいのですから、6割を目指してください。
教本は知識が整理されていて時間があって一からゆっくり覚えるには最適ですが、時間のない人には買う費用の無駄・読む時間の無駄です。
私は上位試験も、いわゆる「教科書」のたぐいは一切買わず、過去問題集のみで乗り越えてきました。出るか分からない分野の知識を覚えるなんて、本当に労力の無駄です。
「問題文の解釈については質問を受け付けない」という規定があります。これはつまり問題文に「最も」があったら引っかけだから常識で考えて選んでね、ということです。
上位試験の攻略法
ITパスポートに合格したら、ぜひ上位試験にもトライしてみましょう。
上位試験はCBTではないので、会場でのマークシート試験です。
レベル2基本情報技術者
・・・午前・午後と、一日がかりで試験です。午前は選択式です。IT試験よりもテクノロジの比率が上がり、計算問題が主になります。ただ、過去問出題比率が高いので、過去問をやり込み、問題文と答え丸ごと覚えてしまえば乗り越えられます。午後問は過去問の流用はありませんので注意してください(ただ10択とかになるので勘では当たらなくなります)。
午後のプログラミング言語を何を選ぶかで合否が決まるようなものです。もし文系ならば、表計算に逃げることをお勧めします。試験ですから、逃げることも大事です。うかつにJavaなんて選ぶと、痛い目にあいます。
午前は受かっても、午後でふるい落とされてしまう人が非常に多いです。
※個人的な話ですが、午後のコンディションを整えるためには昼食が大きな要素となります。何を食べるかで合否が決まると言っても過言ではありません。
※上位試験では時計が持ち込めますが、これは学校の教室等が試験会場になるのですが、会場に時計がない場合があるためです。試験開始・途中退室可能時刻・終了は教えてくれますが、1時間が経過しましたなどは教えてくれません。問題を解く時間配分も戦略の一つです。時計がないと戦略上非常に不利になります。特に午後問は、一つの問題で手こずっていると大変なことになってしまいます。別に電波時計でなくてもスーパーに売ってる時計でも何でも良いので、ないなら当日でも良いので買ってください。デジタル時計はアラームが鳴ったり面倒なので、アナログをお勧めします。ウェアラブル端末は禁止です。
レベル3応用情報技術者
・・・午前は選択問題ですが、午後は解きたい問題を自由に選び回答するスタイルで、一部は記述式です。記述と言うことは、人の手で採点されます。これだけでも恐怖を覚えますが、つまりは本物の知識を求められていると言うことです。その分価値も高い試験です。
ちなみに私は応用の午前開始前に、チョコレートを食べて受かりました。眠気で頭が回らないので、回るようになる糖分を取ることをお勧めします。
攻略法としては午前は過去問出題率が高いので過去問をひたすらやること、午後に関しても過去問の流用はありませんが似たような問題が出ることがありますので一通りやっておくこと。またプログラミングやサイト制作などの現場経験をしておくと午後問対策になります。
レベル4高度試験
・・・業務経験が無くても受験できますが、問題内容は業務経験、社会人経験ありきの問題ですので注意。レベル3同様、記述式がバンバン出てきます。
午前と午後が細分化され、午前1午前2、午後1午後2となり、応用合格者は2年間午前1が免除されます。
前提条件はないので、レベル1を持っていなくても、私は自信がある!という方はいきなりレベル2や3などと飛び級することも可能です。
残念なことにITパスポート試験自体は高校生や大学生が多く受けている資格で、社会人にとって評価はあまり高くないのが現実。大人なら基本情報以上を目指すのもよいでしょう。
基本情報の問題例
ITパスポートに降りてくる可能性があるので、一応。
例1 フィードバック制御の例はどれか。(平成29年秋問3)
結果が返ってくるのがフィードバックの意味ですから、それに当てはまる選択肢を。
例2 再帰呼び出しの説明はどれか。(平成29年秋問6)
再帰呼び出しとは自分で自分を呼ぶことです。無駄なコードを書かなくて済みますが失敗すると無限ループに。
例3 Perlの実行に関する説明はどれか。(平成29年秋問8)
PerlとはCGIを開発する言語処理系です。webサーバーにて動きます。
例4 メモリリークの説明はどれか。(平成29年秋問16)
メモリリークとは使っている内にアプリが重くなる大きな理由でありバグ等でメモリ食い虫になる現象。
例5 素因数分解を使用した暗号化方式はどれか。(平成29年秋問38)
選択肢を見るとAESは無線に関する暗号方式で他はよくわからないのでRSAが答え。
例6 ブラックボックステストの記述のうち、適切なものはどれか。(平成29年秋問49)
ブラックボックスとは入力と出力しか見ないので中のコードがスパゲッティだったとしても分かりません。
例7 ファンクションポイント法の説明はどれか。(平成29年秋問51)
ファンクションポイント=機能の数、画面の数
例8 ビッグデータを企業が活用している例はどれか。(平成29年秋問63)
ビッグデータとはSNSの書き込みのようなとてつもないデータのことを指します。
例9 OJTの特徴はどれか。(平成29年秋問76)
OJTとはOn the Job Trainingの事で、実際の業務を実践的に教えることです。
試験前最終チェック!
よく出る用語や公式をまとめておきました。試験前の見直しに!
可用性・・・システムそのものが使えるかということ。脆弱性・・・システム上の欠点、落とし穴。
稼働率の公式 直列=AxB 並列=1-(1-A)x(1-B)
RSS・・・Webページの更新情報等を伝えることができる仕組み。
OSS・・・オープンソースソフトウェア。無料でソースコードが公開され、改変が自由。ルールに従って使用。著作権は放棄されてない。
HTML・・・タグは既に定義されてるWebページ記述言語。 CSS・・・HTMLと組み合わせ、Webページを装飾するファイル。
XML・・・タグを自分で定義できる言語。
Linux/Thunderbird・・・それぞれOSSのOS、メールソフト。
SaaS・・・自由にアプリケーションを選択して使えるサービス。
ASP・・・既に作られたオンラインのアプリケーション群。
SLA・・・サービスレベルに関する合意(稼働率等)。
ISP・・・インターネットにつなぐためのサービス提供
揮発/不揮発・・・電源を切った時にデータが飛ぶのが揮発。飛ばないのが不揮発
USB・・・Universal Serial Bus シリアル転送です
IPv6・・・128ビットアドレス長
POP/SMTP/HTTP/FTP/NTP/IMAP・・・メール受信、メール送信、Web閲覧、ファイル転送、時刻同期、メール同期 プロトコル(約束)
公開鍵暗号・・・公開鍵と秘密鍵を使用。ディジタル署名、RSA暗号に使われている。
共通鍵暗号・・・共通鍵のみを使用。
ハウジング/ホスティング・・・建物のみ貸す/サーバーも貸す
B to B / C to C・・・企業間取引、個人間取引
Bluetooth・・・無線(数メートルの距離)で音楽が聴ける規格。デジタル転送。リモコン操作も可能。
RFID/IrDA・・・ICタグによる情報識別/赤外線転送規格
ESSID・・・無線LANを識別する名称。変更可能。秘匿することも可能。
最近はクラウド○○、ソーシャル○○がよく出るので予習を。(クラウドファンディング、クラウドソーシング等)